【レース概要】
京都競馬場:芝2200m
3歳以上牝馬・オープン・GI(定量)
1976年に創設。創設当初は前身であるビクトリアCの条件を踏襲していたが、1996年から現在の条件に。クラシックで活躍した3歳牝馬と牝馬一線級の古馬が初対決する舞台であり、今後の牝馬レースを占う上では重要な一戦となる。
■参考:京都競馬場 芝2200mの傾向
【過去のデータ分析】
※過去25年分
1.人気別成績
[分析]
ブエナビスタが敗れた2009年の印象が強い人もいるかもしれないが、過去25年のうち24回は7番人気以内からと基本的には実力、人気通りの決着傾向強い。
2.馬番別成績
[分析]
9~11番に関しては連番で勝率0と中枠の成績がやや低迷している印象があるが基本的に有利不利は大きくなさそう。1枠1番の好成績には注目したい。
3.脚質別成績
[分析]
女王決定戦だけあって逃げ切るのは容易ではなく、先行・差し馬が台頭する舞台となっている。一方で後方から追い込む馬の成績も芳しくなく、好位追走から切れる脚を持つ馬を軸にしたい。
4.前走着順別成績
[分析]
前走に関しては10着以下に大敗していなければどこからも巻き返しが可能。全体的に前走で3着に敗れた馬の巻き返しが優秀で、該当する馬がいたら注目してみたい。
5.前走競馬場別成績
[分析]
勝率こそ海外組だが基本は京都、東京組。意外なことに阪神組の成績は非常に悪い。逆に中山組の複勝率は優秀で注目したい。
6.馬体重別成績
[分析]
馬体重に関しては460~519kgが中心的な存在だが、極端に軽い重いでなければ気にする必要はない。
7.年齢別成績
[分析]
4歳馬が中心で、3歳、5歳馬がそれに追従している。6歳以上に関しては牝馬ということもあり非常に厳しい結果となっており馬券は3~5歳を中心に構成していきたい。
8.前走レース別成績(TOP10)
[分析]
秋華賞や府中牝馬S組など王道と言われる組の勝ち数こそ多いが、率に関しては牡馬相手にハイレベル一戦を経験した馬が牝馬限定で巻き返すことが多い。
9.種牡馬別成績(TOP10)
[分析]
タフな競馬になるが先行・差し馬が台頭しているように最後は瞬発力勝負になりやすいので切れる脚を持つ血統が有利。
10.結論
牝馬限定の重賞であるが、さすがにGIだけに大波乱は少なく上位人気馬は基本信頼できる。枠による有利不利は少ないものの牝馬には長丁場になるので1枠1番の馬の成績が優秀なので、その馬の脚質次第ではあるが注目したい。馬齢は3~5歳が中心で6歳以上は大幅な割引が必要。前走に関しては王道組もいいものの、牡馬相手に互角以上にレースしてきた馬は軸としての信頼も高い。