京王杯2歳S

【レース概要】
東京競馬場:芝1400m
2歳・オープン・GII

1965年に京成杯3歳Sの名称で創設され、距離や名称などを変遷させながら2001年に現行の京王杯2歳Sとなる。暮れの阪神JFや朝日FSの前哨戦として有力馬が集う。


■参考:東京競馬場 芝1400mの傾向

【過去のデータ分析】
※過去31年分

1.人気別成績

[分析]
2番人気の方が1番人気よりも成績が優秀なものの全体としては人気上位馬が活躍しており、2桁人気の馬の台頭は少ない。ただ、9番人気や11番人気の好走が目に付くように大波乱が起きることも。

2.馬番別成績

[分析]
頭数が埋まらないので一概には言えないが、成長途上の2歳戦ゆえにロスなく経済コースを回れる内枠が有利。しかしながら、外枠でも活躍する馬も多数おり内外での差はほとんどない。

3.脚質別成績

[分析]
勝率は逃げ馬が優秀だが、長い直線がある東京コースだけに先行や差し馬が有利。追い込みやマクリは厳しく、ある程度ポジションが取れる馬を選びたい

4.前走着順別成績

[分析]
前走を勝利した馬がその勢いのままに勝利することが多いが、前走で敗戦した馬の巻き返しも多く、前走の内容をしっかり見たほうがいい。ただし、2桁着順に敗れた馬の巻き返しは低く軽視しても問題ない。

5.前走競馬場別成績

[分析]
活躍している馬の中心は前走で東京を経験してきた馬となるが、函館や阪神から参戦した馬の成績は秀逸で該当する馬がいれば狙ってみるのも面白い。

6.馬体重別成績


[分析]
斤量に関しては特に感じるほどの差異はないが、460~479kgの成績は優秀で2歳馬のこの時期ではあるがバランス取れた馬体がそのまま成績に表れる。。

7.年齢別成績
[分析]
2歳戦ですので要素はありません。

8.前走レース別成績(TOP10)

[分析]
函館2歳S(函館3歳S)が圧倒的な存在で出走してきた場合は要注目。新馬戦からの直行でも十分通用するが、新馬戦で敗戦を経験した未勝利戦組は通用しないので1勝馬でも未勝利戦組は大幅な割引材料となる。

9.種牡馬別成績(TOP10)

[分析]
過去31年分からデータを抽出しているがキンシャサノキセキ産駒が並み居る種牡馬の間に割って入っている。この舞台はディープインパクト産駒よりもキンシャサノキセキ産駒が優秀で該当する馬がいれば人気薄でも狙ってみる価値あり。

10.結論
基本的には1桁人気、内枠の馬が活躍するレースであるが枠により有利不利はすくない。固い決着が多いが、人気薄が台頭することもあるので前走敗戦した馬でも内容をしっかりとチェックする必要がある。函館や阪神からの参戦は非常に強力。種馬場に関してはキンシャサノキセキ産駒が頭角を現している。