東京スポーツ杯2歳S

【レース概要】

東京競馬場:芝1800m
2歳・オープン・GIII(指定)

1966年に創設。創設当初から何度か名称や条件を変遷させながら1984年には現在の条件に定着。暮れの阪神JFや朝日杯FSの前哨戦として激戦が繰り広げられるが、それ以上に来年のクラシック戦を占う上での重要な一戦となる。


■参考:東京競馬場 芝1800mの傾向

【過去のデータ分析】
※過去21年分

1.人気別成績

[分析]
2歳ながら過去の優勝馬は全て1桁人気から。特に1番人気の信頼度は高く、馬券の中心は5番人気以内から軸を選定したい。一方、連下には2桁人気が絡むこともあるので馬券を極端に絞る際には注意したい。

2.馬番別成績

[分析]
出走数の兼ね合いもあるので一概には言えないが、まだまだ成長途上の2歳馬だけにロスなく競馬が出来る内枠の方が信頼度は高い。ただし、外枠の成績も悲観するものではなく、やや内枠が有利といった印象。

3.脚質別成績

[分析]
2歳馬が東京コースを逃げ切るのは至難の業で逃げ馬の成績が極端に悪い。馬券の中心は先行・差し馬だが追い込み馬の活躍も他の重賞より目立つので軽視はできない。

4.前走着順別成績

[分析]
例外があるものの基本は前走で連対した馬から。素質高い馬が集結するので基本は負けていない馬からだが、惜敗した馬の巻き返しも可能。

5.前走競馬場別成績

[分析]
関東のレースだが関西馬の活躍が目立ち、京都・阪神組の成績が優秀。ついで札幌組となるが東京や中山組はひと息といった印象。

6.馬体重別成績

[分析]
馬体重に関しては440~519kgが中心的な存在だが、極端に軽い重いでなければ気にする必要はない。

7.年齢別成績
[分析]
2歳戦ですので要素はありません。

8.前走レース別成績(TOP10)

[分析]
新馬戦からでも十分結果が出せる舞台だが、未勝利戦からの巻き返しは非常に厳しく未勝利組は割引してもよい。重賞やオープン組に関しては連対を確保したした馬なら信頼度は高くなる。

9.種牡馬別成績(TOP10)

[分析]
持続力よりも一瞬の脚が使えるタイプが良い。

10.結論
2歳重賞ではあるが人気通りの決着傾向があり大波乱の可能性は低い。路線に関しては新馬戦からの連勝も可能な舞台だが未勝利組の成績は極端に悪く、今後のクラシック戦線を占う上でもこの時点では負けていない馬が優秀な成績を収める。関西からの参戦組が優秀なので出走時は注目したい。