競馬に必勝法はあるのか?

競馬は面白い!!

必勝法が存在するか、しないかをお話する前に万人が夢中になる競馬。何故、競馬は面白いのでしょうか?それは「賭けごと」だからです。これに対して、違った意見も当然あるでしょうが、単に馬の競走を眺めるだけであればここまで盛況しなかったと思います。つまり、競馬は賭けの対象であり、公営ギャンブルと言われています。さらに、街中にあるパチンコやスロットとは異なり全てが運否天賦ではないこと。

競馬の醍醐味は、賭けるという行為が単なる運任せの偶然を期待するものではなく、過去のデータや現在の馬や馬場の状態、オッズを見比べ、今から行われるレースを予想することができるところです。この他にも騎手や展開など予想の材料となる要素は沢山あり、それらの要素の中から的確なものを抽出して判断できれば、これがほぼ必勝法と言えるでしょうが、現実にはさまざまな要素の中から的確に抽出、判断するのは至難の業と言えます。終わってから後付けでこの要素だったのかと分かることはありますが、レース前に判断するのは本当に難しい。

しかし、大阪府や北海道であった億を超える馬券裁判。これらの人たちは独自の競馬理論を発見、実践し連戦連勝とはいかないまでも中長期的には確実に収支をプラスに運び大金を稼ぎだしました。よって、必勝法はないとは言えません。

ただ、マーチンゲールの法則の部分でもお話しましたがお金は有限であり、オッズは変動します。よって、絶対的な必勝方法はありません。

例えば、これから始まるレースの勝ち馬は5番人気とレース前に分かったとします。必勝法なのでこっそり5番人気の馬を買えば大儲けできます。しかし、勝ち馬が5番人気と分かっているので、多くの人がその必勝法信じてが5番人気の馬に殺到。結果的に5番人気の馬が1番人気となり、さきほどまで4番人気だった馬が5番人気となり勝つという事象が生起します。よって、競馬における必勝法は独自で編み出すしかほかなく、大衆の面前に晒した時点で必勝法ではなくなります。

確率だけで言えば4番人気の単勝や8番人気の複勝が回収率の面で比較的よく映ることがありますが、これらをもとにみんなが馬券購入するとオッズや人気に変動を引き起こし、結果として違う人気、もしくは本来のリスクに見合わない配当になってしまします。

よって、競馬における必勝法は否定できず、馬券裁判を見ても少なからず存在しているといえる。ただ、それは個人個人が導き出すものであって大衆の目に触れたときにはすでに通用しないものになっている可能性が高いということです。