【レース概要】
東京競馬場:芝1600m
2歳・オープン・GIII
2歳マイル路線のさらなる充実、ローテーションを整備する観点から2014年に新設された重賞レース。以前は「いちょうS」であったが、2015年より現名称に改称された2歳のマイル重賞レースである。
■参考:東京競馬場 芝1600mの傾向
【過去のデータ分析】
※過去26年分(いちょうS含む)
1.人気別成績
[分析]
頭数が少ないこともあるが上位人気が非常に強いレースで大波乱はあまり起きない。1番人気の連対率50%超えは非常に優秀であり、マイナス材料がなければ軸に推奨できる水準。穴っぽいところでは7番人気に注意。
2.馬番別成績
[分析]
馬番5番の成績がやや抜けたものの、サンプル数が少ないものの枠順による有利不利はあまりみられない。
3.脚質別成績
[分析]
先行馬が非常に優秀な成績を収めているが、それ以上に逃げ馬の勝率が著しく低く、逃げ馬の単系の馬券を買うときは注意が必要。しかしながら、連対率は他と遜色はなく無理に敬遠することはない。ただ、開幕週とだけあって追い込み馬にとってはやや苦しいデータとなっている。
4.前走着順別成績
[分析]
出走馬の半分以上が前走1着だが、前走2着からの巻き返しも顕著で前走連対した馬であればチャンスはある。
5.前走競馬場別成績
[分析]
サンプル数がすくないので偏りが生じやすいが、前走が同じ舞台であった東京組は成績が安定している。中京や新潟の成績を見ても前走左回りを経験していると馬券に絡みやすくなっている。阪神や札幌も奮闘しており前走の競馬場による差異は少ない
6.馬体重別成績
[分析]
440~500kgぐらいが着別度数では優秀だが勝率や連対率等を見ても体重が重い方が優秀な成績を収めている傾向がある。一概には言えないが小柄な馬に関しては割引が必要。
7.年齢別成績
[分析]
2歳戦ですので要素はありません。
8.前走レース別成績(TOP10)
[分析]
新馬戦からの直行で十分通用するレース。ただし、北海道でハイレベルなレースを演じてきた馬に関しては好成績を収めており、出走してきた場合は要注意。
9.種牡馬別成績(TOP10)
[分析]
顕著なデータはありませんがディープインパクト産駒、ネオユニヴァース産駒に関しては好相性なレースであり、出走時は注目したい。
10.結論
サンプル数(出走頭数)が少ない重賞であるため、統計要素が少ない、一言で言えば「1番人気が非常に強いレース」となっている。前走連対馬、逃げ・追い込み馬でなければ馬券の期待値は高い。相手に関しても極端な波乱はなく、手堅く予想した方が無難で無理な人気薄はせず点数を絞りたい。