京都大賞典

【レース概要】

京都競馬場:芝2400m
3歳以上・オープン・GII(別定)

中長距離路線における古馬が秋の初戦として出走することが多く、天皇賞(秋)・エリザベス女王杯・ジャパンカップ・有馬記念といった秋のGI戦線を占う上で毎日王冠とともに重要なステップレースとされている。2014年から優勝馬には天皇賞(秋)の優先出走権が与えられている。

■参考:京都競馬場 芝2400mの傾向

【過去のデータ分析】
※過去32年分

1.人気別成績

[分析]
過去32年分を見ると出走数が少ないということもあるが勝ち馬のほとんどが6番人気以内。特に1番人気の勝率が圧倒的であり、マイナス面が少なければ軸にしたい。人気薄の台頭も少なく、入れても3連系の紐程度といった印象。

2.馬番別成績

[分析]
1枠1番がやや抜けているが、内枠であれば大きな差はなく枠による有利不利は少ない印象。連対率で見ると奇数枠が非常にいいが、馬の能力が互角の場合は内枠の馬を選択したほうがいい程度のもの。

3.脚質別成績

[分析]
平坦な京都コースだけあって好位を追走できる先行や中団の成績が優秀。逃げ馬はやや苦しいが全然ダメというわけではなく、勝率が示しているように力がある馬であれば押し切れる。

4.前走着順別成績

[分析]
勝率に関しては前走勝利した馬が連勝するパターンが多いが、連対率以下をみると前走で敗退した馬の巻き返しも目立つ。また、前走10着以下に大敗した馬でも巻き返せるので馬の好走パターンや京都巧者は前走大敗でも注意

5.前走競馬場別成績

[分析]
着別度数、勝率は阪神競馬場からの参戦が圧倒的。以下、京都、中山と続くが基本的には大きいレースを使ってきた馬がそのまま成績を残す。頭数は少ないものの夏の上がり馬も好調をキープして参戦すれば注意が必要。

6.馬体重別成績

[分析]
極端に軽い、重いでなければ問題ない。460kg~520kgの間で極端な馬体重の増減がなければ割引材料にはならない。

7.年齢別成績

[分析]
古馬が力を示すレースになっており4歳、5歳馬の活躍が顕著。一方で、3歳馬が出走してきた場合は複勝率は高く人気薄でも紐にいれておくと安心できる。8歳馬に関しては厳しい数字残っている。

8.前走レース別成績(TOP10)

[分析]
毎日王冠と同じく、夏をしっかりと休養した実績馬が好成績を収める印象。宝塚記念組が参戦した場合は注目したい。

9.種牡馬別成績(TOP10)

[分析]
出走頭数等を考えればキングカメハメハ産駒が優秀。ディープインパクト産駒は善戦しているもののあまり信用できない結果となっている。

10.結論
秋競馬占う重要な一戦となる。勝ち馬に関しては1番人気が圧倒的で、ほぼ6番人気以内の馬が勝利をおさめる。人気薄の台頭も少なく、内枠の馬から選択するのがよい。前走の着順に関しては1着がベストだが、大敗からの巻き返しも多く軽視は禁物。4、5歳馬が非常に強いので馬券の軸にしたい。