【レース概要】
中山競馬場:芝1600m
3歳以上・オープン・GIII(ハンデ)
1986年に創設。創設から長くはオープンとしてレースが開催されてきたが牝馬重賞の拡充を図る目的で2015年に重賞へ格上げ。翌年のヴィクトリアマイルを目標としている馬も参戦することから注目の一戦となる。
■参考:中山競馬場 芝1600mの傾向
【過去のデータ分析】
※過去32年分
1.人気別成績
[分析]
牝馬のハンデ戦だけに人気薄の台頭が目立ち上位人気でも全幅の信頼はできない。1番人気こそ複勝率50%だが最低人気も過去に2頭絡んでおり馬券は手広く狙った方がよさそう。
2.馬番別成績
[分析]
出走頭数の兼ね合いもあるが基本的には内枠が有利。外枠だからと言って無理に割り引く必要はない。2番、4番に入った馬は積極的に買いたい。
3.脚質別成績
[分析]
脚質に関してはトリッキーな中山コースだけに前が有利。後方に位置する馬ほど厳しく、先行・逃げ馬から狙っていきたい。マクリに関しては距離ロスが発生するので牝馬のスタミナでは通用しない。
4.前走着順別成績
[分析]
前走に関しては掲示板組が中心となるが、2桁着順に敗れた馬からでも巻き返しが可能で前走の着順よりもレース内容やそれによる斤量差(ハンデ)を考慮して軸馬を選定したい。
5.前走競馬場別成績
[分析]
福島組の1勝はあるものの、基本は中央4場からの参戦組が中心。その中でも京都組の成績は非常に優秀で該当する馬が出走した場合は注目したい。
6.馬体重別成績
[分析]
牝馬戦ではあるものの基本的に馬体重が重い馬ほど成績がよく、予想評価が並んだ場合は重たい馬を選んだ方がよさそう。
7.年齢別成績
[分析]
牝馬ということもあるのか6歳以上の馬は3着までハンデ重賞ながら高齢馬には厳しいレース。3歳~5歳が中心で、、特に4歳馬の活躍が目立つ。
8.前走レース別成績(TOP10)
[分析]
前走に関してはオープン時代の流れからも条件戦からでも通用する。逆にエリザベス女王杯や秋華賞などのハイレベルな重賞からの参戦でも苦戦しており、レース内容を重視したい。
9.種牡馬別成績(TOP10)
[分析]
種牡馬に関しては様々な産駒が活躍しており顕著な傾向はみられない。
10.斤量別成績(ハンデ)
[分析]
前走に関してはオープン時代の流れからも条件戦からでも通用する。逆にエリザベス女王杯や秋華賞などのハイレベルな重賞からの参戦でも苦戦しており、レース内容を重視したい。
11.結論
牝馬のハンデ戦ということで人気上位馬でも全幅の信頼がおけない波乱含みのレース。過去に最低人気が2回絡むなど非常に荒れる傾向があるので馬券に関しては人気薄でも手広く狙っていきたい。枠に関しては内側が有利。脚質は中山コースからも先行・逃げ馬と前に行ける馬が有利で後方組ほど厳しくなってくる。馬齢に関しては6歳馬以上は大幅な割引が必要で、中心は4歳馬。前走の着順は当てにならずどこからでも巻き返し可能。斤量に関しては重いハンデを背負った実績馬が斤量に負けじと好走している。