【レース概要】
阪神競馬場:芝1600m
2歳・オープン・GI(定量)
1949年に創設。条件や名称の変遷が何度かあり、2014年から現在の条件になった。来春のクラシック候補が集結する舞台で、牡馬クラシック戦線を占う上で非常に重要な一戦となる。牝馬の戦線も可能だがデータとしては厳しい結果となっている。
■参考:阪神競馬場 芝1600mの傾向
【過去のデータ分析】
※過去14年分
1.人気別成績
[分析]
7番人気以内の馬が馬券の大半を占め、8番人気以下の台頭は非常に少なく堅い決着傾向がある。1番人気に関しては複勝率70%を超えているが、勝率は2番人気の約35%がトップで1、2番人気がしのぎを削っている印象。ただ、阪神開催になってからは2桁人気馬が馬券に絡んでくるようになったので軸を絞って手広く流したい。
2.馬番別成績
[分析]
枠に関しては5枠の9番、10番が鬼門。それ以外に関しては顕著なデータにはなっていないが全体的に内枠が有利で3番の馬には注目したい。
3.脚質別成績
[分析]
阪神の外回りコースなので差しも届くが中心は好位から抜け出せる先行馬。追い込み馬に関しても相当な決め手があれば届くが厳しいデータが残る。
4.前走着順別成績
[分析]
前走に関しては勝利していることが極めて重要。2着以下からの巻き返しも可能だが基本は1着馬から。また、6着以下からは優勝馬は輩出されておらず軸の選定は1着馬から選びたい。
5.前走競馬場別成績
[分析]
中心は東京組だが新潟組の好走が目立つ。逆に関西の京都や阪神組はここでは成績が残せていない。
6.馬体重別成績
[分析]
顕著なデータではないが480~539kgが中心。2歳戦だがある程度馬格がある方が好成績を収めている印象。
7.年齢別成績
[分析]
2歳戦ですので要素はありません。
8.前走レース別成績(TOP10)
[分析]
前走に関しては重賞組が中心となるが条件戦や新馬戦からも勝馬を輩出しており、レースの格は問わない。
9.種牡馬別成績(TOP10)
[分析]
切れる脚を持つディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒の活躍が目立つものの多彩な種牡馬の産駒が活躍している。
10.結論
1、2番人気の勝率や複勝率が高く、勝ち馬に関しても7番人気以内と大波乱こそ考えにくいが阪神開催になってからは紐荒れする傾向があるので注意したい。枠に関しては大きな差異はないが内枠がやや有利。脚質は先行・差しが中心で逃げ馬も侮れない。前走の着順は1着が基本で6着以下からの優勝馬は皆無。東京や新潟からの参戦が好成績で関西の京都・阪神の成績は低調。