【レース概要】
東京競馬場:芝1600m
3歳以上・オープン・GIII
1981年のOPレースが起源となり、1998年に重賞レースとして開催されるようになった。スプリンターズSの前哨戦となっていた時期もあったが、開催時期の変更などの経緯もあり現在ではマイルCSの前哨戦となっており、マイラー戦線を占う重要な一戦。
■参考:東京競馬場 芝1600mの傾向
【過去のデータ分析】
※過去19年分
1.人気別成績
[分析]
4番人気の活躍が目立つ。6番人気ぐらいまでが横一線のイメージだが、連下に関しては
2桁人気の台頭も目立つので紐荒れには注意が必要。
2.馬番別成績
[分析]
馬番による有利不利の傾向はあまり見られないが、奇数馬番のほうが偶数馬番よりもやや成績がいい。
3.脚質別成績
[分析]
逃げ馬には非常に厳しいデータが残る。長い直線コースがある東京競馬場だけに、先行や差し馬など好位を立ち回って決め手勝負になりやすい。ちなみに逃げ切りVをしたのは2000年のダイワカーリアンで札幌記念から連勝であった。
4.前走着順別成績
[分析]
前走の成績に関してはどんな着順からも巻き返しており度外視できる。近走の成績よりも馬場やコース適性、当日の状態がポイント。
5.前走競馬場別成績
[分析]
同じ東京コースからの参戦も悪くないが、札幌や秋競馬で中山、阪神を順調に使ったローテーションが優秀。サンプル数は少ないものの京都組の複勝率30%超は注目したい。
6.馬体重別成績
[分析]
特に目立ったデータではないが、480~499kgの勝率が著しく落ちており馬券の取捨に最後まで迷った場合は一考の材料に。
7.年齢別成績
[分析]
6歳馬にとって非情なデータ。3歳から5歳が中心となるが、7歳馬に関しても活躍が目立つ。8歳馬に関してはやはり衰えもあり活躍は少ない。
8.前走レース別成績(TOP10)
[分析]
直近で行われたOPや重賞組が中心的な存在となる。一方、春のGIからの直行組も出走すればかなりの良績を残しているので注目したい。。
9.種牡馬別成績(TOP10)
[分析]
瞬発力勝負になる傾向が強いので末脚鋭い血統がいい成績を収めている。
10.結論
過去の傾向と配当妙味を考えれば4番人気を軸として馬券を構成したいところ。前走の着順は度外視できるものの、逃げ馬や6歳馬の単勝馬券は難しく、秋競馬を一戦使った先行、差し馬から狙いたい。